OPHTHALMOLOGY
眼瞼、眼精疲労
眼瞼ミオキミア・眼瞼痙攣・
片側顔面痙攣
当院では眼瞼ミオキミアの難治例、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣に対する治療法としてボトックス注射を行っています。
ボトックス治療(保険適応)とは、筋肉の緊張を緩和させる作用のあるA型ボツリヌストキシン(ボトックス)を痙攣部位に注射し、痙攣症状を抑えます。注射後、1~2日で効果が現れはじめ、1~2週間位で最大の効果が
得られ、3~4か月間効果が持続します。
- 眼瞼ミオキミア
- まぶたがピクピクと痙攣するのは眼瞼ミオキミアと言い、まぶたにある眼輪筋という筋肉が不随意に攣縮している状態です。通常片眼性であり、睡眠不足や肉体的精神的疲労、ストレスなどによって起きると考えられています。休養や睡眠により自然に軽快することが多いです。
- 眼瞼痙攣
- 「まばたきの制御異常」もしくは「瞼の開閉の切り替え故障」により、自分の意思とは関係なく、まばたきが増えたり目が開けられなくなる病気で、中高年の女性に比較的多くみられます。瞼のこうした運動障害に加えて、まぶしい、目の周辺の違和感、痛み、乾き、感覚過敏などドライアイに似た症状があるのも特徴です。さらに抑うつ、不安、不眠などの精神症状を持つ人も半数近くあり、うつ病と間違われることもあります。睡眠薬や抗不安・精薬の長期投与により、薬剤性の眼瞼痙攣が誘発されることが知られていますが、それ以外のはっきりした原因はわかっていません。
- 片側顔面痙攣
- 顔の半分が自分の意思とは関係なくピクピクと痙攣する病気です。初期はまぶたの痙攣から始まり、進行すると頬、口の横、顎や首へと徐々に痙攣部位が拡大します。緊張やストレス、表情を大きく変えた時に誘発されることが多いです。脳の血管や稀に腫瘍等が顔面神経を圧迫することにより発症することもありますが、原因がはっきりしないことも多いです。
眼瞼腫瘍(ほくろ)、イボの切除
炭酸ガスレーザーを用いてまぶたの腫瘍(ほくろ)や目まわりのイボを切除します。
眼精疲労
眼精疲労とは、長時間の近業作業やデジタルデバイスの使用によって目に疲労感や不快感を感じる状態です。主な症状として、目の痛み、乾燥感、ぼやけた視界、頭痛、肩こりなどがあります。原因は多岐にわたりますが、不適切な眼鏡やコンタクトレンズの使用、ドライアイ、緑内障、白内障、斜視、眼瞼下垂などが重要です。
目の使い過ぎや環境によるものもあり、長時間のVDT作業はその最たる要因で、その他更年期障害や自律神経失調症、精神的ストレスなど体の不調から生じることもあると言われています。眼精疲労の原因や症状は人それぞれ異なりますので、詳しい問診と検査を行い原因を追究した上で、ご自身の状況に合わせた最適な治療をご提供します。
まつ毛育毛治療
◆自分のまつ毛が不足していると感じる
◆自分のまつ毛が短いと感じる
◆自分のまつ毛が細いと感じる
◆自分のまつ毛が薄いと感じる
このようなお悩みがあれば、‘’まつ毛貧毛症‘’かもしれません。
ビマトプロストは上まつ毛の長さ、太さ、濃さを促進し、睫毛貧毛症を改善する効果があります。まつ毛が不足した症状を改善する治療薬として、国内で初の厚生労働省認可を受けた医薬品です。
効果について
上まつ毛の生え際に塗布することで、まつ毛の成長(長さ、豊かさ、色の濃さ)を促進し、睫毛貧毛症を改善します。使用開始から約1カ月程度で効果が現れはじめ4カ月程度で最大1.5~2倍の長く、太く、濃いまつ毛が実感できます。
※発毛可能な毛包が存在しない場合には、本来の効果が得られないことがあります。
使用方法
①ハケ(リップライナーブラシ等)にビマトプロストを一滴落とし、染み込ませる
②上まつ毛の生え際にビマトプロストをなじませる
③生え際以外についた液を拭き取るか、洗い流す
副作用
約16%の副作用が報告されています。
主な副作用は、結膜充血、眼脂、皮膚色素沈着です。また稀に、メラニンの増加により黒目の色が濃くなること(虹彩色素過剰)やまぶたがくぼむ、まぶたや眼のかゆみ、眼がしみる、眼の痛みなどの症状があらわれることがあります。症状が続く場合には、ただちに医師にご相談ください。
費用について
ビマトプロスト | 3300円/本 |
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注意点
◆このお薬を以前に使用してアレルギーを経験したことのある場合や、アレルギー体質の方は使用できません。
◆水晶体のない方、眼内レンズを挿入している方や眼の手術をした方、または目に疾患のある方は使う前に申し出てください。
◆プロスタグランジン系点眼剤(ラタノプロスト含有点眼剤)を使用している方は、効果が不安定になりますので使う前に申し出てください。
◆妊娠中、または妊娠している可能性のある方は原則、使用できません。
◆授乳中にやむを得ず使用する場合は、授乳を中止してください。
【投与中】
◆塗布したときに薬液がまつ毛の生え際以外についた場合は、ティッシュなどですぐにふき取るか、洗い流してください。塗布量が多すぎると、目尻や目の下に薬剤が付着し色素沈着を起こすことがありますので使用量にご注意ください。
◆下まぶたへの塗布は推奨されていません(下まぶたは皮膚が薄く、色素沈着を起こしやすいため)。
◆コンタクトレンズをつけている場合は、レンズを外してから塗布し、15分以上経過してからレンズをつけてください。
◆使用し忘れても、1回に2滴塗布したり、1日に2回塗布したりしないでください。