最新の近視抑制治療 レッドライト治療
赤色光を用いた治療は、皮膚、外傷、自己免疫疾患など様々な領域で行われており、2014年に中国で弱視治療として赤色光を用いていた小児の近視の進行が抑制されていることが発見されました。
それ以降非常に多くの研究が行われ、小児の近視抑制治療として2022年に眼科雑誌の中ではトップランクの米国眼科学会誌にその効果が報告され、これまでの近視進行抑制治療よりも非常に効果の高い治療として世界中で注目されており、日本国内でも治験・研究が進んでおり有効性が確認されています。
最新の近視進行抑制治療である「レッドライト治療」を当院でも開始します。
♦治療に使用するデバイスについて♦
Eyerising近視治療用機器(国内未承認医療機器)は近視進行抑制に有効であることが海外での臨床試験で証明されており、治療スケジュールの遵守率が高かった症例では87.7%の近視進行抑制効果を示したことが報告されています。本デバイスはダイオードを通して650㎚±10㎚の低レベルの単一波長のレッドライト(赤色光)を放射し、この光が瞳孔を通って眼底に届き、眼底の血流を促進して代謝を上がり脈絡膜の厚みが増すことで眼軸長の伸びを緩やかにし、近視の進行を抑制することが出来ます。
このデバイスは、単にレッドライトを照射するだけでなく、安全かつ確実に治療が行われるよう設計されており、器械をご家庭に貸し出しますので、決められた時間、回数と間隔を守りご自宅で治療を行って頂きます。
♦治療効果♦
2022年のYu Jiangらの報告によればコントロール群に対して1年で眼軸長の伸展を69.4%抑制、その中で治療を75%以上しっかりできた群を抽出した場合は76.8%の抑制効果を示したとされています。この抑制率は、これまでの低濃度アトロピン、オルソケラトロジーや多焦点ソフトコンタクトレンズの近視進行抑制効果を大きく上回るものです。さらには21.6%の患者さんは0.05mm以上の眼軸長の短縮が確認され、これまでの他の近視治療には無い近視の進行を少し元に戻す作用も報告されています。
♦安全性♦
IEC 60825-1:2014規格クラス1相当のレーザー製品で、網膜への熱障害を起こさないため、眼球への直接照射は安全であると考えられており、海外で臨床試験においてレッドライト療法は良好な忍容性を示しました。
短期的な副作用として、治療後一時的にまぶしさ、閃光盲、残像が生じることがあります。通常、治療後に3分間程度目を閉じることでこれらの症状は消失します。また、治療回数を重ねることで症状の持続時間は短くなると言われています。
治療中に光過敏症、眼刺激、眼熱傷などの不快感が生じた場合は、本デバイスの使用を中止し、眼科医に相談してください。
※実臨床下において、本治療によって網膜障害と視力低下をきたした症例報告があります。光治療に対する過敏症がある場合に起こる稀な有害事象と推察されており、治療中止数カ月後に症状が回復したと報告されています。
自覚症状として『治療後に5分以上持続するまぶしさや残像』の訴えが挙げられていますので、治療後に同様の症状が3回以上あった場合は、本デバイスの使用を中止し、処方医の指示に従ってください。
♦治療について♦
・3~8歳までのお子様の場合は、必ず保護者の監督の下で本デバイスを使用するようにしてください。
・本デバイスから照射されるレッドライトを目に当てることで治療効果が得られます。
・1回の治療時間は3分間で、治療中はできる限り目を開けて赤色光を見る必要があります。
・一日の治療回数は2回で、1回目と2回目の治療間隔は4時間以上あける必要があります。
(1患者当たりの1日の治療回数は最大2回に制限されています。)
・1週の治療日数は5日間が推奨です。
(1週のうち、合計10回の治療が可能ですが、治療の習慣化のための推奨となります。)
・本デバイスは上記規定の照射時間、照射回数を超えて使用できないように設定されています。
・治療後に一時的なまぶしさ、閃光盲、残像を引き起こす恐れがあります。症状を最小限に抑えるため
治療後は3分間程度目を閉じて休むことが推奨されます。
・本治療は近視の進行を緩やかにする事を目的としており、近視進行を完全に止める治療ではありませ
ん。
♦適応条件♦
年齢:6才以上(機器のライトをしっかりと見ていただける年齢から)
対象:軽度近視~強度近視眼
禁忌(施術ができない場合)
・斜視による両眼視機能異常がある場合
・どちらかの眼に屈折異常(近視や乱視)以外の病気、その他の全身的な病気がある場合
・遺伝性網脈絡膜疾患、スターガルト病、網膜色素変性症、黄斑ジストロフィーなどの遺伝性網膜疾患
の家族歴がある場合
・光治療に対する過敏症がある場合
・瞳孔散大(散瞳)が認められている方、またはアトロピン、シクロペントラート、トロピカミドなど
の瞳孔散大を引き起こす可能性のある薬剤を投与した後は本機器を使用しないでください。(規定以
上のエネルギーの光が網膜に届く可能性があります。)
・低濃度アトロピン点眼治療との併用はできません。点眼中の方はレッドライト治療開始までに14日間
以上の休薬が必要です。
♦費用♦
本治療は自由診療となるため、保険診療は適応されません。
〈医療機関での治療費用〉検査費・治療費
*スリット検査:角膜や結膜、水晶体、虹彩などの前眼部といわれる部分を観察する検査です
*OCT検査:OCT検査とは光の干渉性を利用して目の奥の網膜や血管などの微細構造を画像化する検査です。
〈メーカーへ直接お支払い頂く費用〉サブスクリプション料金
※メーカーとの契約はクレジットカード支払いのみとなります。(JCBは使用できません)
※お支払い完了後はサブスクリプション料金の返金は受けられません。(返金保証トライアルを除く)
※サブスクリプション料金の支払い手続きでエラー等が出る場合はクレジットカード会社へお問い合わ
せください。
詳しくは当院までお問合せ下さい。
それ以降非常に多くの研究が行われ、小児の近視抑制治療として2022年に眼科雑誌の中ではトップランクの米国眼科学会誌にその効果が報告され、これまでの近視進行抑制治療よりも非常に効果の高い治療として世界中で注目されており、日本国内でも治験・研究が進んでおり有効性が確認されています。
最新の近視進行抑制治療である「レッドライト治療」を当院でも開始します。
♦治療に使用するデバイスについて♦
Eyerising近視治療用機器(国内未承認医療機器)は近視進行抑制に有効であることが海外での臨床試験で証明されており、治療スケジュールの遵守率が高かった症例では87.7%の近視進行抑制効果を示したことが報告されています。本デバイスはダイオードを通して650㎚±10㎚の低レベルの単一波長のレッドライト(赤色光)を放射し、この光が瞳孔を通って眼底に届き、眼底の血流を促進して代謝を上がり脈絡膜の厚みが増すことで眼軸長の伸びを緩やかにし、近視の進行を抑制することが出来ます。
このデバイスは、単にレッドライトを照射するだけでなく、安全かつ確実に治療が行われるよう設計されており、器械をご家庭に貸し出しますので、決められた時間、回数と間隔を守りご自宅で治療を行って頂きます。
♦治療効果♦
2022年のYu Jiangらの報告によればコントロール群に対して1年で眼軸長の伸展を69.4%抑制、その中で治療を75%以上しっかりできた群を抽出した場合は76.8%の抑制効果を示したとされています。この抑制率は、これまでの低濃度アトロピン、オルソケラトロジーや多焦点ソフトコンタクトレンズの近視進行抑制効果を大きく上回るものです。さらには21.6%の患者さんは0.05mm以上の眼軸長の短縮が確認され、これまでの他の近視治療には無い近視の進行を少し元に戻す作用も報告されています。
♦安全性♦
IEC 60825-1:2014規格クラス1相当のレーザー製品で、網膜への熱障害を起こさないため、眼球への直接照射は安全であると考えられており、海外で臨床試験においてレッドライト療法は良好な忍容性を示しました。
短期的な副作用として、治療後一時的にまぶしさ、閃光盲、残像が生じることがあります。通常、治療後に3分間程度目を閉じることでこれらの症状は消失します。また、治療回数を重ねることで症状の持続時間は短くなると言われています。
治療中に光過敏症、眼刺激、眼熱傷などの不快感が生じた場合は、本デバイスの使用を中止し、眼科医に相談してください。
※実臨床下において、本治療によって網膜障害と視力低下をきたした症例報告があります。光治療に対する過敏症がある場合に起こる稀な有害事象と推察されており、治療中止数カ月後に症状が回復したと報告されています。
自覚症状として『治療後に5分以上持続するまぶしさや残像』の訴えが挙げられていますので、治療後に同様の症状が3回以上あった場合は、本デバイスの使用を中止し、処方医の指示に従ってください。
♦治療について♦
・3~8歳までのお子様の場合は、必ず保護者の監督の下で本デバイスを使用するようにしてください。
・本デバイスから照射されるレッドライトを目に当てることで治療効果が得られます。
・1回の治療時間は3分間で、治療中はできる限り目を開けて赤色光を見る必要があります。
・一日の治療回数は2回で、1回目と2回目の治療間隔は4時間以上あける必要があります。
(1患者当たりの1日の治療回数は最大2回に制限されています。)
・1週の治療日数は5日間が推奨です。
(1週のうち、合計10回の治療が可能ですが、治療の習慣化のための推奨となります。)
・本デバイスは上記規定の照射時間、照射回数を超えて使用できないように設定されています。
・治療後に一時的なまぶしさ、閃光盲、残像を引き起こす恐れがあります。症状を最小限に抑えるため
治療後は3分間程度目を閉じて休むことが推奨されます。
・本治療は近視の進行を緩やかにする事を目的としており、近視進行を完全に止める治療ではありませ
ん。
♦適応条件♦
年齢:6才以上(機器のライトをしっかりと見ていただける年齢から)
対象:軽度近視~強度近視眼
禁忌(施術ができない場合)
・斜視による両眼視機能異常がある場合
・どちらかの眼に屈折異常(近視や乱視)以外の病気、その他の全身的な病気がある場合
・遺伝性網脈絡膜疾患、スターガルト病、網膜色素変性症、黄斑ジストロフィーなどの遺伝性網膜疾患
の家族歴がある場合
・光治療に対する過敏症がある場合
・瞳孔散大(散瞳)が認められている方、またはアトロピン、シクロペントラート、トロピカミドなど
の瞳孔散大を引き起こす可能性のある薬剤を投与した後は本機器を使用しないでください。(規定以
上のエネルギーの光が網膜に届く可能性があります。)
・低濃度アトロピン点眼治療との併用はできません。点眼中の方はレッドライト治療開始までに14日間
以上の休薬が必要です。
♦費用♦
本治療は自由診療となるため、保険診療は適応されません。
〈医療機関での治療費用〉検査費・治療費
初年度 | 適応検査 | ¥11,000(税込) | 視力、スリット検査*、屈折度数検査、OCT検査*等の検査費用 |
治療費 検査費 |
¥165,000(税込) | デバイス貸与+治療開始後1,3,6,9,12カ月後の計5回分の検査費用 |
2年目以降 | 検査費 | ¥5,500(税込) | 1来院ごとの検査費用(6か月毎が推奨) |
*OCT検査:OCT検査とは光の干渉性を利用して目の奥の網膜や血管などの微細構造を画像化する検査です。
〈メーカーへ直接お支払い頂く費用〉サブスクリプション料金
サブスクリプションプラン | 毎月払い | ¥8,250(税込) |
1年分一括払い | ¥89,100(税込)-10%ディスカウント | |
2年分一括払い | ¥158,000(税込)-20%ディスカウント |
※お支払い完了後はサブスクリプション料金の返金は受けられません。(返金保証トライアルを除く)
※サブスクリプション料金の支払い手続きでエラー等が出る場合はクレジットカード会社へお問い合わ
せください。
詳しくは当院までお問合せ下さい。