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お知らせ

40歳を過ぎたら眼底検査を受けましょう!

目の病気の早期発見のためには眼底検査が大切です。

眼底検査で見つけることができる主な目の病気
♦緑内障♦
緑内障とは、視神経が傷つくことにより、視野(見える範囲)が徐々に欠けていく病気です。一度障害を受けた細胞は、復活することはなく緑内障によって狭くなった視野を、もとに戻すことは出来ません。
40歳以上の方や、強い近視の方などは緑内障になりやすいと言われています。

緑内障治療は、眼圧を下げて視野障害の進行を防ぐことが治療の目標になります。
眼圧が正常範囲でも、その人の目にとって高い眼圧だと、緑内障を発症することはめずらしくありません。日本人では、「正常眼圧緑内障」の患者さんが多く、過半数を占めています。
治療の基本は薬物治療で点眼薬によって眼圧を下げていきます。目標の眼圧まで下がらない場合には、点眼の種類を増やしたり、変更したりして対応します。点眼で目標眼圧まで下がらなかったり、視野障害が進行してしまう場合には、レーザー治療や手術療法を検討します。

当院ではこのレーザー治療(SLT)も行っています。
房水の排出が滞ると、眼圧が高くなります。レーザー治療は、レーザーを当てることで、房水の流れをよくして眼圧を下げる手術で、外来で点眼麻酔をして行います。
このレーザー治療は、70%の患者様に有効で、 1回のレーザーで1~3年の効果が持続します。早期に行うことが経済的にも治療効果としても有効であるという報告が出ていますし、毎日点眼していた目薬の本数を減らすことができ、場合によっては点眼なしで管理できる可能性もあります。

♦黄斑・網膜疾患♦
黄斑・網膜疾患で代表的なものに、加齢黄斑変性症、網膜静脈閉塞症、糖尿病網膜症などがあります。
これらの疾患に対して当院では以下の治療を行っています。
●硝子体注射 
加齢黄斑変性の滲出型、網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫などに対して抗VEGF抗体薬を眼内に投与する注射を行い、視力の低下を防ぎます。
●レーザー治療
糖尿病網膜症や網膜静脈閉塞症、網膜裂孔に対してレーザーを照射し、網膜の異常な部分を治療します。
●生活習慣の改善
バランスの取れた食事、禁煙、適度な運動も予防に有効です。
●ルテイン等サプリメント摂取
黄斑変性前駆病変に対する抗酸化サプリメント(ルテイン、ビタミンC、亜鉛など)の摂取の有効性がAREDS/AREDS2(米国の大規模臨床試験)で確認され、診療ガイドライン上推奨されています。当院でも必要に応じてご案内させて頂きます。

目の変化は全く自覚のないままゆっくり進むこともあれば、突然起きることもあります。
眼底は目の奥の部分で、病気の早期発見につながる大事な情報がたくさん詰まっています。
40歳を過ぎたら、年に一度は眼底検査を受けるようにしましょう。

少しでも気になる事があれば当院へご相談ください。

 

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